皆さん、こんにちは!
突然ですが、講義の空きコマをキャンパスの中で過ごしていて、「ひまだなー」と思うことはありませんか?
そうなんです。けっこうひまなんです。
入学してすぐのころは、まあそれはお上りさんみたいにキャンパスの建物のてっぺんを見上げたり、うきうきと図書館や食堂に行ったりするものです。
しかし2~3年もたつと、かわり映えしないキャンパス内の風景に飽きてきます。歩いているときの目線は目的地に固定され、うきうきしていた移動すら面倒に感じ、そこらのベンチで一服するようになります。(※個人差あり)
こんな冴えない大学生が今回の主人公です。
「楽しいことないかなー」
本を読むことすら退屈に感じ、顔に本をかぶせて寝ようとしますが…
前を見るとそこには…
「ん?!」
小人「やぁ」
小人「このキャンパスは楽しいところなのに…」
小人「あなたには忍耐というものが足りない」
小人「恵まれた日常ですら当たり前に感じ、感謝の気持ちを持つこともない」
「ちょ、ちょっとまて、俺だって君たちと比べれば、平均的な身長の普通の人間として、大学に通えている分恵まれていると思うよ。」
「でも、俺の周りもみんなそうじゃないか。いちいちそんな当たり前のことに感謝している奴はいないさ」
小人「それでは…」
小人「当たり前のことに感謝するために私と入れ替わりましょ!」
「い、いったん落ち着こう、決してそのような意味では…話し合えばわか…」
小人という謎の存在への抵抗も虚しく、白い光に包まれた彼は小人と入れ替わってしまいます。
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