姫路環境人間キャンパスの樹木を数えてみた(後編)

問題発生!

 

その1

数えている中で事件が2つありました。まず1つ目は、適当ながらもキャンパス内をすべて歩き回って木の数を数え、その様子をスマホのカメラで動画に納めていました。

しかし縦向きで撮っていたのでやり直しに。

せっかく30分かけて数えたことが無駄になりました。Yさんごめん!

 

その2

2度もYさんに付き合ってもらうのは申し訳なさすぎるので、2回目の調査はMさんに手伝ってもらいました。Mさんは私の友達の中でもおしゃべり好きで有名なので少し不安でした。そしてこの調査の最大の問題は、数え始めてすぐに起こりました。

 

写真左:Mさん 右:木を切っていたおじさんの手

 

 

動画を撮りながら、木を数えながら、おしゃべりをしていると、この写真に写っているおじさんが話しかけてくださいました。

 

「木を数えているところなんです」

 

と、前回数えた数を言うと

 

「そんなんもっとあるわ!」

 

と言われてしまいました。

 

しかし問題はここからです。

 

その方、Mさんよりもおしゃべり好きだったのです。

その方は、私たち学生が気持ちよく大学に通えるように木々を剪定してくださっているそうです。しかしそれだけでなく、食堂のご飯の話や、栄養士の資格は取るべきと諭されたり(私もMさんも環境共生社会コースなので関係ありません)、その方の若いころの武勇伝などを聞いたように思います。

 

かれこれ30分

 

Mさん付き合わせてごめんなさい。こういう時に、うまく話を切り上げられる人になりたいです。私流のスピーディーな数え方でも、この日は木を数えるのに1時間近くかかりました。

 

二度も数えることになり、思わぬハプニングもありましたが、ようやく調査終了です。いよいよ環境人間キャンパス内の樹木の数を発表します。

 

1回目:618本

 

 

「1回目?1回目と2回目で数違うん?」と思ったそこのあなた。

 

全然違うのでびっくりしすぎないように。

 

2回目:725本

!!!

 

 

予想は大外れ。

 

しかも1回目と2回目で107本も差がありました。正確な数はわかりません。おそらく誰も知らないでしょう。

 

とにかくこの調査でこのキャンパスはとても木が多いことを実感しました。調査を始めるまでは、桜とイチョウが色づいた時ぐらいしか樹木に意識を向けることはありませんでした。しかし調査後、キャンパスの樹木に少しだけ目を向けて自然を感じるようになった気がします。

 

そして大学には、学生の知らないところで私たちが気持ちよく生活できるように環境を整えてくれている人がいることを知りました。

 

姫路環境人間キャンパスに訪れた際には、ぜひ周りの自然にも目を向けてみてください。

そして正確な樹木の数のご報告をお待ちしています。